2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

[読了] 三原ミツカズ Doll 1巻

Doll 1 (Feelコミックス)作者: 三原ミツカズ出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2000/08/01メディア: コミック クリック: 2回この商品を含むブログ (19件) を見る もともとは寂しい気持ちを埋めてくれるために開発されたdoll。でも、他に頼るものの無い人、寂し…

[日記]

かつてマイナな歌手のCDばかり購入していた時期がありました。青田買いしている気分だったのか、それとも自分の見る目を試してみたかったのか。今でも活躍している人は本の一握りです。音楽界は激戦区ですね。 本に関しては今でも何かの新人賞を採った作家に…

[読了] 川島誠 夏のこどもたち夏のこどもたち (角川文庫)作者: 川島誠出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/06/25メディア: 文庫 クリック: 18回この商品を含むブログ (57件) を見る

子供の日常を描くことにかけて多大な才能を示す川島誠の短編集。少しずつですが、各作品にコメントを。 -笑われたい 微妙な力関係がそのまま形となって現れる中学生時代。ケンジは笑われ役に徹することで自分の立ち位置を示す。自らを囃し立てることで標的か…

[日記]

最善と思ってとった行動でも、後から見ると他にもっといい方法がある場合はたくさん有ります。結果からどうこう言うことは簡単です。言いたい人には言わせておけばいい。真摯なアドバイスなら素直に受け止めましょう。何が大切なのでしょうか。それは、”最善…

[読了]竹本健治 闇のなかの赤い馬

闇のなかの赤い馬作者: 竹本健治出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/01/31メディア: 単行本 クリック: 15回この商品を含むブログ (42件) を見る ミッションスクールに通う汎虚学研究会の室井環はある日神父が落雷を受け、死亡するのを目撃する。後日、サン…

[日記]

リーダとして求められる資質は何でしょう。指導力、吸引力、カリスマ性。いろいろと考えられることはありますが、最も大切なのは先を見つめるビジョンなのではないでしょうか。トップに立つ人間はたとえ迷っているとしても周囲にそれを悟られること無く、将…

[読了] 現代小説のレッスン 石川忠司

現代小説のレッスン (講談社現代新書)作者: 石川忠司出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/06/17メディア: 新書購入: 3人 クリック: 37回この商品を含むブログ (70件) を見る 現代文学をある意味心地よいまでの断定口調で解析したブンガクの読み方指南書です…

[日記]

自らのことを否定したくなる時は多くの人にあるかと思います。でも、それはあなたを信じている人をも否定してしまうことになります。あなたの存在によって助かっている人もきっといるはずです。いえ、います。

[読了] 三浦しおん 格闘する者に○

格闘する者に○ (新潮文庫)作者: 三浦しをん出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/03/02メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 69回この商品を含むブログ (180件) を見る 女子大生の可南子は編集者を目指して就職活動中。美しい脚を持つためか、面接ではセクハラ…

[日記]

演出の仕方によって劇的な効果が認められることがこれほど顕著に現れることも無いのではないでしょうか。情報源をひとつ(たとえばTV)に限定することはとても危険だと思います。ウェブ上には玉石混交ながらも様々な情報があります。どの情報を取捨選択するか…

[読了] 龍屠玩偶 吉川博尉

龍屠玩偶 1 (BLADE COMICS)作者: 吉川博尉出版社/メーカー: マッグガーデン発売日: 2005/09/10メディア: コミック クリック: 3回この商品を含むブログ (24件) を見る 記憶をなくした呪術師、瀬崎の体には奇妙な意匠の刺青が彫られている。瀬崎は失った記憶を…

[読了] 皇なつき アルカイックチェイン

Archaic chain (BLADE COMICS)作者: 天河信彦,皇なつき出版社/メーカー: マッグガーデン発売日: 2005/09/10メディア: コミック クリック: 8回この商品を含むブログ (5件) を見る 帯によれば、稀代のストーリィテラ、天河信彦と趣のある画風で読者を魅了する…

[読了] 西尾維新 ニンギョウがニンギョウ

ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス)作者: 西尾維新出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/09/06メディア: 新書購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (177件) を見る 映画を見なければならぬ。十七番目の妹のために。 これまでの戯言シリーズや…

[日記]

改善を求めても無駄だ、と思わせるシステムは管理するものにとっては楽かもしれませんが、そのシステムで機能する者のモチベーションはあがりません。将来を考えなければそれでもいいかもしれませんが、最大の望みが現状維持という状態では今以上の進歩は望…

[読了] 森博嗣 τになるまで待って

τになるまで待って (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/09/06メディア: 新書 クリック: 17回この商品を含むブログ (259件) を見る 山吹早月と加部谷恵美、そして海月及介の3人は赤柳初朗に誘われて、アルバイトとして伽羅離館…

[日記]

ipod shuffleを購入し、愛用していますがあまり中身を入れ替えません。無精者であることは否定できませんが、たくさんの楽曲を有していても好んで聴くのは一部だということですね。音楽に限らず、気に入ったことに関しては結構しつこい性格をしています。今…

[読了]羽生喜治 決断力

決断力 (角川oneテーマ21)作者: 羽生善治出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/07/01メディア: 新書購入: 44人 クリック: 297回この商品を含むブログ (562件) を見る 棋士の戦いはその一手一手が決断の連続。天才棋士と呼ばれる羽生喜治さんの思考を追う新…

[日記]

好きなもの(主に本です)にはささやかだけれど、お金をかけたいと思います。それが、好きなものの分野を伸ばすことに繋がると思っているからです。世の多くの方は多趣味であるように感じますが、そういう方はある分野が無くなっても他があるからかまわない…

[読了]正木秀尚 ガンダルヴァ

ガンダルヴァとはインドの神で、和名でいえば乾闥婆(明王)のこと。香りの神であり、音楽に携わる神だといわれています。神の鼻を持つ香田は、残り香から持ち主(?)の存在を感じ取ることが出来、まさにガンダルヴァの化身とも言える存在。他の登場人物も…

[日記]

”個性を大切に”ということは”考えることを放棄するな”ということだと思います。模倣から入ることは何も悪いことではなく、そこから自分の考えを示すことが大切なのではないでしょうか。以前、米原麻里さんのエッセイで、「バレリーナは決まった型の中で自分…

[読了]  城アラキ 長友健篩 バーテンダー

佐々倉溜は天才バーテンダとして海外で賞賛を受け、彼の作るカクテルは”神のグラス”と呼ばれるほど。溜は実力をひけらかすことなく、他のバーテンダにも、もちろんお客にも丁寧な対応をする。Bar Tender。つまり優しい止まり木であろうとする姿勢を崩さない…

[日記]

救急車をタクシー代わりに使おうと言う人間の品性を疑います。その人のために間に合わなかった人もいるかもしれません。想像しましょう。逆の立場ならあなたは救急車をタクシー代わりに使った人間を許せますか?自分の行動に伴う結果を想像する。立場を入れ…

[読了] 奥泉光 モーダルな事象

麗華女子短期大学の助教授である桑潟幸一、通称桑幸は「日本近代文学者総覧」で自身のテーマである太宰について執筆することを希望し、文学界の重鎮などに働きかけるものの、その目論見は外れる。その代わりに多数の無名作家に関する執筆を任されることとな…

[日記]

女子中学生の三並夏さんが文芸賞を受賞したそうです。若い才能が出てくるのは望ましいことですが、”年齢”が加点になっていないといいですね。綿谷りささんも若くてきれいな方ですが、彼女は才能が評価された受賞だったと思います。三並さんはこれから執筆に…

[読了] 三原ミツカズ 死化粧師 1〜3巻

間宮心十郎はエンバーマ。日本ではあまり馴染みが無いエンバーマとは死体修復師のことで、遺体のやつれや損壊を生前の姿に戻すと言う職業。遺体に手を加えることを良しとしない日本では偏見も多く、嫌がらせを受けることも多い。それにもかかわらず心十郎が…

[日記]

弱者の権利を、と声高に叫んでいる人に限ってごく一部の”弱者”しか見ていないような印象を受けます。そして強者からは取らずに中流階級から搾取し、二極化させようとしていると感じるのは気のせいでしょうか。

[読了] 飛 浩隆 グラン・ヴァカンス 廃園の天使

グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)作者: 飛浩隆出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2002/09メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 70回この商品を含むブログ (89件) を見る ヴァーチャルなリゾートを楽しむために作られ…

[日記]

手を差し出すのもやさしさのひとつの形。一見冷たく見えても、自立を促そうとする形の優しさもあると思います。表現が苦手な人の一面を垣間見たとき(自分勝手に理解している危険性も有るけれど)、精神的な距離が近づいたような気がします。