西尾維新 刀語 王刀・鋸 (ノコギリ)

刀語 第九話 王刀・鋸 (講談社BOX)

刀語 第九話 王刀・鋸 (講談社BOX)

もうここまで来ると途中で頓挫することはなさそうなので安心して毎月の始まりを楽しみにしています。毎月書くことは大変でしょうが、終わりが見えていることでかきやすくなっている部分もあるかな、と。
これまで毎月毎月面白かったシリーズですが、今回は少し歩調を落とした印象です。今回の敵である●(字が出ない)愧がものすごくまじめなキャラクタだったことも理由のひとつかもしれません。ある意味ひねりはいつもよりあって、強さとか、戦い方にもいろいろあるなと思える内容だったし、とがめと七花の関係も少し進歩したのでみどころは十分あります。「ちぇりお」級の面白さが無かったかな、と感じるだけで面白いのは面白い。値段の価値があるかというと、単純にお勧めすることは出来ませんが。
二人の関係も少しずつ進んでいます。否定姫の出番が少ない気もしますが、主要キャラクタが多くなるとこの分量では登場しないときもあって当たり前かもしれません。これまで全然そんなことを考えていなかったのですが、がらっと絵柄を変えてアニメーションにしても面白くなるかも、と、ふと思いました。