清涼院流水 パーフェクトワールド 5巻 Five Star、6巻 Sixth Sense

 先月読み忘れていたのでまとめて読みました。やっぱり一ヶ月ごとに読み進めたほうが楽しいのだろうな、と思います。この2冊ではエースの教え子たちの出番が少ないのが少し残念。ただ、エースを手助けする13人が必要らしいので終盤に向けて登場する機会は増えるでしょう。
 あと、エースの母親がとてもいいキャラクタをしています。ほほえましいし、素直さが素敵です。なんと、母親のほうから求婚したそうですが、そのきっかけがまた面白い。エースの父がご褒美としてオムライスを作るといっていたのにその描写がないことがとても残念。
 英語学習の内容としてはbe able to とcanの違いとか、be going to とwillの違いとか、知っていることもあれば知らないこともありました。本当に、このとおりしていれば英語の基礎というか、会話はできるようになるのではないかと改めて思います。
 6巻ではあとがきではなく、あがきがありました。それによると、今後の展開はわからないとか、いつもぎりぎりだとかありました。話の流れはともかく、英語の学習法についてはある程度の道筋は立っているのだと思います。
 それにしても、ここまで順調に清涼院さんの本が刊行されるとは思いませんでした。西尾維新さんなら毎月でもかけると思っていましたが清涼院さんがここまでひとつも落とさずに書いたことに驚いています。内容も面白いですし。このまま12月まで突っ走ることができるのか、楽しみにしています。