清涼院流水 パーフェクト・ワールド What a perfect world! Seventh Heaven

清涼院流水さんの作品にしては素直なキャラクタのエースです。次第に話が大きくなってくるのはある程度予想の範囲内とも言えます。
相変わらず良いキャラクタをしているエースの母です。何でもそうかもしれませんが、何かが身につく過程は楽しい。入り口で少し壁があって、そこからあるレベルまでは一気に伸びて、また壁にぶつかるのですが、伸びている最中は楽しいものです。そこで本質をつかむか、楽しむ点に気がつけば二度目の壁以降も続けられるのではないでしょうか。エースの母は今、伸びつつある時点にいるのだと思います。
英語の学習法については今回も着実に進歩できるような内容でした。今後、もし英語が必要になったらまた始めから読み直すかもしれません。少なくとも、その辺にある(今までに読んだことがある)英会話の本よりはよほど身につくのではないでしょうか。もしかしたらすでに書いてあるかもしれませんが、自分の発音が良くなったとしても、相手の言っていることを聞き取れるようになるのかな、と疑問を抱いています。英語に慣れることで解決していくのか、そのための学習法もあるのか。
物語は佳境に入りつつあるのか、急展開。あのひとが変身するとは。面白くなってきましたが、京都の描写が次第におまけのようになってきた(ように感じる)のであまり憶えていません。せっかく時期にあわせて書いてあるのでもっと真剣に読んだほうがいいな、と思っています。
どうでもいいことなのですが、間違って先月分を買ってしまいました(買いなおした)。だって、刀語の新刊の隣にあったし。くそう。