宇仁田ゆみ 酒ラボ

酒ラボ (KCデラックス)

酒ラボ (KCデラックス)

 もやしもんの別バージョンのような感じ。主人公がお酒が飲めない点で共感してしまいます。日本酒の酒造メーカでお酒が飲めない人が責任者(杜氏だったかどうかは忘れましたが)の会社もあったので、お酒が飲めることが良いお酒を作る必要条件ではないのかもしれません。研究室のほのぼのした様子が面白いのですが、実際はどんな感じなのでしょうか。もっと殺伐としているかもしれないし、このとおりかもしれません。それでも、こんな研究室もあるのかもなあと想像するのも楽しいし、あったらいいなと思えます。てきとうに過ごしていそうに見える研究室のメンバもそれぞれが将来についてきちんと考えていたり、それに備えて行動しているところに好感が持てました。あっさりと終わってしまいましたがこの作品に関してはこんな終わり方がちょうど良かったのかもしれません。