一色登希彦 モーティヴ -リフュールド- Vol 0

 オートバイを楽しむのは必ずしもレースなどを目指す人たちだけではない。そのことを描いた作品。こういう作品を読むとバイクに乗りたくなってしまいます。そう思える作品であることは、実は凄いことなのではないでしょうか。ドゥカティやハーレーなど、調子を維持することが大変な外国産バイクがなぜ人気があるのか。それは、作り手の意思が感じられることや、乗り手が感じられる何かがあるからかもしれません。真っ赤なドゥカティなど、とても格好いいのですが実際に維持するのは大変だろうな、と思います。
 そのほか素人でも参加できるレースの模様など、これもまた興味深い。今現在バイクの乗り手は減少しているのかもしれませんが、こういった楽しめる場があれば遠くからでも参加するから大盛況にもなると思います。サーキットを走るのは、レースの順位はともかくとても楽しいのだろうな、と言うことが伝わってきます。車でもバイクでも、一度くらいはサーキットに参加してみたいな、と思いました。一度参加したら病み付きになったりして。
 今は日本沈没を描いている一色さんですが、そちらよりもモーティヴを優先して欲しいと思います。今、なぜか小松左京さんの日本沈没が特集されていますが、ノストラダムスの大予言がおお外れだった今、新たな不吉な予言を欲しているのでしょうか。災害に備えるのは良いと思うのですが、無駄に不安をあおるのはあまり好きではありません。まあ、今回はその話は措いておきましょう。何かに熱くなっている人がいて、その気持ちが伝わるような作品を書ける人は凄いと思いますし、絵の上手さが必ずしも必要ではないと思います。一色さんはその”熱さ”を伝えられる人ですし、今後も作品を追いたいと思います(日本沈没は読まないつもり)。