[読了]菅野彰 海馬が耳から駆けていく 1〜3巻

海馬が耳から駆けてゆく (1) (ウィングス文庫)海馬が耳から駆けてゆく (2) (ウィングス文庫)海馬が耳から駆けてゆく〈3〉 (ウィングス文庫)



 ボーイズラブ(と言うジャンルは本当に需要がそれほどあるのだろうかと言うぐらいライトノベル周辺に溢れている)作家の菅野彰さんが日常の出来事を非常に面白く描いたエッセイです。どのページから見ても大丈夫なエッセイで、友人や家族を切り売り(?)しています。もちろん、彼女自身の身を削るようなエッセイもあり、久々に声を出して笑うエッセイに出会いました。読んでいるうちに彼女のいとこや弟がまるで回りにいる人であるかのような親近感を抱いてしまいます。もう、すっかりファンになってしまったので小説作品も読んでみたいと思うのですが、ボーイズラブ作品の良さが判らないので、躊躇しているところです。ざっと検索してみたところ、それ以外の作品も少ないながらあるようですので読んでみたいと思います。