海冬 レイジ 夜想譚グリモアリス 2 堕天使の旋律は飽くなき

文体が古いわけでもなく、内容が古いわけでもないので理由は良くわからないのですが、少し前のライトノベルのような印象を受ける作品です。異世界から美少女がやってきて、あちらの世界では身分が高く、気位が高い割りに気安く話してくる人間にときめいてしまう。それは自分では認めたがらない。どきどき。ライバル登場。実は悪くない娘。人間は異世界から来たものにとっては間抜けに見えるが優秀で、多々出し抜かれてしまう。設定だけで言えば今でもいろんなライトノベルで出てくるでしょうし、おかしいとも思わないのですが昔のライトノベルみたいな印象なのはなぜでしょうか。たぶん学園ものとかを書けばもっと顕著に特長が出るでしょう。気のせいかもしれません。内容は特に可もなく不可もなくで、読む本が不足したときのために買うかもしれません。