三雲岳斗 アスラクライン 6巻

順調に刊行されています。今回は一応時系列ですが短編集のような形で進行しています。これまでの登場人物たちをほぼフル出場させているようです。幽霊が普通に登場しているせいでしょうか、命がなくなるといってもあまり緊迫感はありません。王様のはなしとか、下手をすれば本当に死んでいた(設定のはず)のに も結構あわてず騒がずです。これまでの戦いで度胸がついたとも思えないし、本当は死なないと思っていたのか、助かることがわかっていたのか。おばかな状態と真剣な状態のバランスがなんだかおかしい気がする話でした。そのほかは特に新しいなぞが解明されるわけでもなく、安定した面白さでした。しかし、嵩月の恥ずかしがる基準がわかりません。