- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/08/07
- メディア: 単行本
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若者たちの精進する姿は良いのですが、一番の曲者は高階でしょう。多分30代前半なのでしょうがここまで人の思考を読めるとは恐ろしい話です。暗躍する姿は飄々としているようでちょっと恐ろしい。実際にちょっと剣道をしたことがある身としては、竹刀が触れることもできない、と言う事態は考えられない。どこの道場にもある程度の達人がいるものですが、彼らが本気で接していなかったとしてもそこまでの実力差は無いでしょう。達人の孫だという朝比奈と言う登場人物がいますが、ちょっとライトノベルっぽいキャラクタだと感じました。
面白かったのですが、これまでのような作品を期待していたらちょっと肩透かしを食うかもしれません。