カラクリ荘の異人たち 2 ~お月さんいくつ、十三ななつ~ (GA文庫)
- 作者: 霜島ケイ,ミギー
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2008/08/15
- メディア: 文庫
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どんどん街からは闇が消えていって、それに伴って妖怪変化のようなものたちも姿を消してしまったのだろう、と言う話があります。人に想像力のある限り、形は変わっても妖怪はいるのかもしれません。想像力を失ったわけではないのでしょうが、その力を使う方向性が変わってしまったのでしょう。妖怪よりも怖いのは人間だ、とも言いますし。失われるものはどうしても尊く見えるかもしれませんが、失ったものを数えるよりもあるものを見たほうがいいのだろうな、と思います。失ったと思ったものが実は始めから持っていなかった場合もあったりして。