- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2007/04/07
- メディア: 単行本
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白鳥が活躍できないほどの論理展開を見せる彼は本当に凄いなあ、と思える人ですが、どちらかと言うと彼の下で働いている青年に共感してしまいます。とは言ってもその彼もかなりやり手なので「超人ではない」点に共感しているだけかもしれません。
今回もAiが登場しました。専門分野らしいですし、その啓蒙も一部目的に入っているのかもしれませんが、ごく自然に話に織り込むことに感心しました。あと、田口の周囲からの評価が相当高いことに驚きです。同期にも有能な人が多いし、もしかしたらかなり優秀なのかもしれません。これから周囲がさらにイメージを固めてしまって、それにあわせるように大物(食えない人物)になっていくのかも。どこまでこのシリーズは続くのでしょうか。まだまだ楽しめそうです。今後にさらに期待。