菅野彰・立花実枝子 あなたの町の生きているか死んでいるかわからない店探訪します

あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します (UNPOCO ESSAY SPECIAL!)

あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します (UNPOCO ESSAY SPECIAL!)

 菅野彰さんの文章はとても好きで、ボーイズラブではない作品は大概読んでいるのですがこれも面白い作品でした。タイトルが「あなたの町の生きているか死んでいるかわからない店探訪します」なのでおいしいとわかったお店でも取材だと明かすのが難しいのが面白いです。
 これまでいろいろと外食してきていますが、この本に出てくるほど酷いお店には一度しか入ったことがありません。そのお店も中華料理の店だったのですが、出てきた料理は全部古い油で黒ずんでいて、味は古い油の味でした。店内は薄暗く、しばらく呼んでも誰も来ないし、半分肝試しで行ったのですが今までそこ以上のお店に出会ったことがありません。さすがにリバースすることは無かったのですが、しばらく体調が悪くなりましたし、ものを食べてなきそうになったのは小学生以来のことでした。
 立花実枝子さんのことは知らなかったのですが、まだ代表作のような作品は無いようです。絵柄に特徴がないといえば失礼なのかもしれませんが、どこかで見たことがあるような画風なので作品を見てみたい気がします。