- 作者: 五代ゆう,岸田メル
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2006/06
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (26件) を見る
しかし多華女さんは強い女性です。親族の中で比較的力の強い青年と夫婦になることが決まっているのですが、心は動かされないと断言します。この強さは悲しさを伴っており、素直に称えることができません。未来視の力を持つ母親が残した言葉はあのことを示していますが、最後にどう収束するかはわかりません。
クリスティーナが持つ聖なる血にどのような能力が秘められているのか、なぜクリスティーナがその血脈を受け継いでいるのかはまだわかりません。しかし、これまでの描写からある程度は想像がつきます。想像通りでも特にかまわないのですが、想像を覆されるともっと嬉しい。基本は素直な読者なのでだまされるところではだまされます。さて、今後どのように展開するかとても楽しみです。