- 作者: 志村貴子
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2005/12/15
- メディア: コミック
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志村貴子さんの作品は醸し出される空気がとても好きです。表紙は水彩画で描かれており、これもまた思春期の爽やかさというか、儚さが描かれていると思います。
どちらかと言うとふみの周りにいる元気な少女たちが主流なのだろうな、と思いつつ、本当はもっとどろどろした世界もあるのでしょうが、ほのぼのとした登場人物は好感が持てます。杉本先輩はバスケ部の主将らしいのですが、あまり忙しくはなさそう。何かの解決を求める物語ではないでしょうし、答えは無いのでしょう。
純粋なところが似ているのか、おくてなところが似ているのか、ふみがたまに「エマ」に見えるときがありました。それほど似ている画風ではないはずなのに、と思うのですが一度そう思ってしまうと違うようには見えなくなってしまいました。
志村貴子さんは最近結構シリーズを抱えているような気もしますが、急がなくてもかまわないのできちんと話を終えて欲しいと思います。