[読了] 白石かおる 僕と彼女の首なし死体

僕と『彼女』の首なし死体

僕と『彼女』の首なし死体

 前に今宵、月の裏側で。−立待月−で紹介されていた作品。最近ハードカバの作品で表紙が漫画のイラストのものは結構見かけますが、絵があるとどうしてもそのイメージに引きずられてしまうことが多い。イメージしにくいものとかはイラストにしたほうがいいとおもうけど、ただ単に美醜を描くだけなら文章でも十分かな、ともおもいます。
 内容はというと、おもしろくないとは言いませんが、ハードカバで出すほどかな、と少し疑問。値段がどうこうではありませんが、やはりそれなりの内容であって欲しい。文庫で読んでいたらそれほど違和は感じなかったかもしれません。主人公の淡々としたところとか、今風なのか、なんなのか良くわかりませんが、感情移入はしにくいかもしれません。次回作を見て、今後読むかどうか判断しようとおもいます。