[読了] 岩崎夏海 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

　はてなでは有名な（と思う）ハックルベリーに会いに行くの管理人こと岩崎夏海さんの著書。呼んでいる間から感じたのは、寓話めいた展開だな、ということ。著者がドラッカーのマネジメントを見て感じたことを噛み砕いたというか、さらに簡略化したようなお話です。主人公の少女は登場する人それぞれについて掘り下げているのですが、読者からみるとかなりざっくりした情報でしかないし、途中でいろいろな部活動がかかわってきますが、それもなんとなくそれぞれが抱いているイメージを使っただけに過ぎない。このようにやや抽象化された物語ですが、それぞれの読者が頭の中で具象化すればよいので、おもしろく読めるのではないでしょうか。おもしろかったです。著者本人のサイトにリンクしているので書影は入れませんでした。