築地 俊彦 けんぷファー

けんぷファー〈4〉 (MF文庫J)

けんぷファー〈4〉 (MF文庫J)

ニコイチと同じで相手の正体に気がつかない話です。性別が変わる、と言うのはなかなか想像しにくいと言うか、普段の思考経路には無いのかもしれません。確かに昔の友人に会うとして、老化による変化はなんとなく察することができるけれど、性別が変わっていたら全然気がつかないかもしれません。幼いころの友人で、男性だと思っていたら女性だったとか、その逆もありますが、同じような思考経路なのかもしれません。
あまり考えずに読むことができる話なので息抜きにはいい感じ。最終的にどうもって行くのかはあまり考えているようにも思えず、最後にとんでもない落ちが待っているのではないかと