赤名修/中島かずき 闇鍵師 2巻

 鍵を使って魑魅魍魎を封じ込める闇鍵師が江戸の町で活躍する物語。いろいろと描写があるのは結構なのですが、最終的には鍵を相手にかざすとか押し付けることで終わってしまうので今ひとつ盛り上がりが無いような気もします。占い師の女性は毎回同じ動作をしているのに結果が異なっており、その結果も大半が当たるというものすごいものです。また、今回登場した鍵を作る鍛冶もすごい能力の持ち主だと言えます。そこで、主人公ですがまだあまり彼ならではの能力が見られません。怪物のイラストは想像力を駆使したものですし、赤名修さんの絵は好みなのですが、まだ入り込めるレベルではありません。勇吾の出来が非常に優れているので、作者は違えど原作つきの作品に期待しています。今後の展開に期待でしょうか。