[読了] デヴィッド・ハンドラー「真夜中のミュージシャン」

真夜中のミュージシャン (講談社文庫)

真夜中のミュージシャン (講談社文庫)




かつて一世を風靡した作家で、時代の寵児といわれたホーギー。しかし2作目以降ぱっとせず、ゴーストライタを勤めることに。対象はかつてのロックスター。彼の自叙伝を書くため取材を開始したホーギーは何者かの妨害を受ける。それは誰なのか、その理由は?
 ホーギーシリーズ。フィッツジェラルドを目指した男の続編です。しゃれた会話が光ります。とはいえこの作品ではまだ今ひとつな気もしました。次作以降どんどんその輝きは増します。絶版だそうでしばらく古本屋を回っていたのですが、ようやく発見。フィッツ〜を先に読んでいてよかったかもしれません。フィッツ〜を読んだときはバセットハウンドがどのような種類かわからず、もう少し大きい犬をイメージしていました。その後検索してどのような犬かはわかったのですが、どうも当初のイメージが抜けません。でも、ルル、かわいいです。このシリーズは全作読むつもりです。