[読了]ダンブラウン デセプションポイント

デセプション・ポイント 上

デセプション・ポイント 上




 天使と悪魔、ダヴィンチ・コードに続く日本第三弾の作品。大統領のライバル候補の娘であるレイチェルは大統領の支持の下、北極へ向かう。そこで彼女が目にしたものは・・・。
ダンブラウンという人は中世の知識がものすごい人なんだなあと認識していましたが、今回は大統領選挙に絡んだお話。展開が速いので、翻訳された文章が苦手でもどんどん読み進めることができました。もしかしたら訳者の力量がすごいのかもしれません。そのあたりの判断はつかないのですが。2001年米国出版にしては最新と感じさせる科学の描写も素晴らしく、楽しく読むことができました。きっと頭がいい人なのでしょうね。本当かどうかは確認していませんが、矛盾を感じさせないあたり、その情報をちゃんと理解して描写していることが窺えます。次回作も楽しみな作家の一人です。