[読了] 海原育人 誰かのリビングデッド

 asin:4125010358:small]asin:4125010498:small]asin:4125010668:small]
 もう少し話を引き伸ばすこともできたとおもうのですが結構あっさりと終わってしまいました。物語は地面に埋まったリビングデッドを見つけることから始まります。記憶のない「生きる死体」実力者が作ったであろう彼はどんなにばらばらにされても元通りになる。彼を発見したのはほんの少しだけ魔法が使える少年。彼は伝説の魔術師が引退後に経営している食堂で働いていた…。とまあ、設定だけ見てももっと掘り下げていけば長い話になりそうでしたが、物語はあっさりと終了。もともとあまり長いシリーズを書く作者ではないみたいなので始めからこの構成だったと思います。
 まあ、面白いといえば面白いけど物足りないなあ、というのが正直な感想。いろんな設定を詰め込みすぎていて、なんとなくちょっと長めのあらすじを読んでいるような印象でした。