田口 一 魔女ルミカの赤い糸

魔女ルミカの赤い糸〈2〉緋色の花嫁 (MF文庫J)

魔女ルミカの赤い糸〈2〉緋色の花嫁 (MF文庫J)

対象を魔女にするための条件が柔軟すぎて何がなんだかわからなくなっています。わからないわけではないのですが、それがありならあれもありかな、と思ってしまう展開が続くのでどう判断していいかわからない。少女たちも何を恥ずかしく思って何が平気なのかとかが曖昧になっており、お笑い小説として楽しむべきなのか、悩むところ。次までは購入するか、な。懐具合によって変わるかもしれません。

支倉 凍砂 狼と香辛料

狼と香辛料〈7〉Side Colors (電撃文庫)

狼と香辛料〈7〉Side Colors (電撃文庫)

中篇はホロがロレンスと出会う前の話。まあ、神様はそんなものです。きっと。短編は間奏的な話。ホロ視点の話が良かった。ちょっと前のアナンでも年をとらない少年がいて、彼は見た目に合わせた成長の仕方しかできなかった(と記憶しているけどもしかしたら違うかもしれない)のですが、若い見た目だと成長できない、という話ではなくて、人は他人から望まれるであろう姿を演じることがあるのだな、とちょっと思ったしだい。