丸山宗利 とんでもない甲虫

 

 

登場する昆虫は見たこともないし、想像もつかないものが多い。写真もきれいだし、申し分ない。自分で少し昆虫の標本を作ってみて思うのは、きれいに足を延ばしたり姿勢を整えるのは本当に難しい、ということだ。数を集めたいわけではないし、コレクタになるつもりもないので、ほんの少し作ってみただけではあるものの、現実に目の前にあるものを観察するのは面白い。写真集を買って気が付いたのは、珍しいものでもなんでも、それほど写真を見たいわけではない、ということだ。そこら辺にいる虫であっても、実際に存在するものを観察するのはとても面白いが、他人が作った標本の他人がとった写真を眺めることは、面白いことではあるもののそれほどでもない。ツノゼミにも興味があって、写真集を買ってみようかと思ったけれど、そんな突飛なものでなくとも、近くの生き物を観察しようと思う。田舎に住んでいるので、毎日建物の周りをぐるりと見るだけでも、あまり意識してみていなかった生き物がいくつも見つかる。捕まえて標本にして、写真を撮ったり観察するのは楽しい。ダニとかが部屋に蔓延してほしくはないので、消毒用アルコールに漬けているのだけど、色が変わってしまうものも多い。薬品を買えばいいのかもしれないけど、まだそこまで入り込んではいない。

今は田舎から少し町中に出てしまい、楽しみが減ってしまった。自然が残っていそうなところでも、こちらでは人がいることが多い。虫取りYoutuberを見ていると、知り合い同士とか、同好の士で会うことも多いようで、虫取りコミュニティでは知られている場所なのだろう。他人が少なくて、車も止められる場所を見つける能力が低いのかもしれない。