- 作者: 古野まほろ
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2010/12/16
- メディア: 単行本
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他の作者では、指摘が図星だったときなどに出る声の表現は「げ!」とか「う!」が多いのだけど、この作者は「うげらぼん」と描く。それってどこかのローカルな表現なのかな。他の作品(天帝)でもうげらぼん、って言っていたけど。衒学的な部分はとても面白い。悪い言い方をすれば、古野まほろの魅力はキャラクタの会話劇と衒学部分にあり、謎はおまけに過ぎない。おまけと言うとちょっと悪いかな、ともおもうけれど、解決編を読んでも納得いかないことがいくつかあった。それを書いてしまうとネタばれになってしまうので書かないけど。