オーケストラが好きになる辞典

オーケストラが好きになる事典 (新潮文庫)

オーケストラが好きになる事典 (新潮文庫)

読んでいる間はふーん、としか思っていなかったのですが、読み終わってからオーケストラの映像を見るととてもおもしろい。これまでになかった視点でみるようになっていました。音楽その他の芸術関係は全滅で、何かひとつでもいいから楽器ができるようになりたかったな、と特に年をとってからおもいます。クラシックの知識もないし、オーケストラを見てもつまんないよ、とふてくされ気味でしたが、こういう視点からはいるのもいいかもしれません。耳がいいわけでもないので微妙な違いなどはまったくわからないのですが、視覚的に楽しめる部分があれば多少は入りやすい。しかし、TVで放映されるようなオーケストラで演奏している人たちってすごい才能の持ち主たちが集まっていているのですね。見た目がすごくきれいだったり格好よかったりする人に注目が集まりがちですが(才色兼備であることは確かにすごいけど)、もっと気軽に聴きにいけるほど裾野が広がるといいなあ。この本で何回も出てきた「ボレロ」を見てみたいとおもいました。