
- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/07/01
- メディア: 単行本
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これを読んだからといって山や河原に行って山菜(や草)をとってこようとは思いませんが、いろんなところにいろんな食べられるものがあると言う事を考えるのは楽しい。ハードカバを開いた部分に作品の中で登場する草木の写真が有るのですが、これが有るだけで作品のイメージの広がり方がてきめんちがいます。あえて注文をつけるなら写真の中にスケールを入れてくれたら大きさが分かるのに、とおもいました。実際に(そのものを認識しつつ)見たことが有るものはもちろん分かりますが、よく分かっていないものに関しては大きさすら分かりません。うーん、田舎で育ったはずなのに、おかしいです。
自分の知らないことに詳しくて、そのことについて楽しんでいることを伝えられる人は魅力的なのですね。まあ、それも例外は有ると思いますが。
主人公はちょっと抜けたところはあってもしっかりした女性です。そのパートナは天然で相手をほめることができてしまう男性です。以前の作品でこんなひとたちが出ていた気がするけど、どの作品だったかすぐには思い出せません。