化物語(上)(下)、傷物語、偽物語(上)(下)

化物語(上) (講談社BOX)化物語(下) (講談社BOX)傷物語 (講談社BOX)偽物語(上) (講談社BOX)偽物語(下) (講談社BOX)
アニメ化されたのを観て思いのほか面白かったので再読。会話の妙というか、半分ぐらいは会話のやり取りのような作品です。再読しても面白いけど、時期を限定しているようなものもあります。あまりにマイナなものは解説のような会話がありますが、大体この本を読む層なら分かるだろう、と言うネタには当然解説はありません。とても面白いのでそれはそれで良いと思いますが。アニメを見て思ったのはそういった要素が削られているな、と言うこと。もちろん、活字ならではの部分も削られていますが、普遍的に面白い会話が選ばれている気がします。そういえば、百物語も買いました。これも面白い。ときどきドラマCDを買うのですがたいていは一度聞いて終わりです。フラワーオブライフも面白かったけど一度しか聞いていない。その理由は、ほとんどが頭の中で形成されたものに音声として付加価値を与えても、二度三度と聞く必要がないからかもしれません。百物語は丁々発止のやりとりがおもしろいからか、もう何度か繰り返して聴いています。DVDを買うほどではないけれど、もう一度くらいはレンタルをしてみるかも。できれば傷物語とか偽物語もアニメ化すればいいのに。