鎌池和馬 とある魔術の禁書目録 10巻

 学園都市での大運動会。ここまで大きなイベントだと楽しいだろうな、と思いつつ、逆に、ここまで大きいともっと事故だの何だのがありそう。主人公の両親が改めて登場します。主人公はいろんな揉め事に口を出してどんどん彼に惹かれる女性が増えているわけですが、小説を読む限りそれはここ最近のことでした。でも、父親も同じ傾向があるみたいで、母親は(インデックスのように)焼きもちを焼いています。と、言うことは父親にも何かしらの能力があっていろんな揉め事にかかわっているのかも、と少しだけ思いましたが海の家のときを考えると父親は一般人のようです。では、どのような形で揉め事にかかわっているのでしょうか。もしかしたら短編集などで明かされるかもしれません。
 だんだんと話の規模が大きくなってきました。最後はどうまとめるつもりなのだろう、といらぬ心配をしてしまいますが、おそらく「これからも主人公は女性を助けようとするし、インデックスがそれにやきもきするだろう」という終わり方ではないかと思っています。まあ、今のところ楽しく読めているのでもっと続いて欲しいと思っています。