拓未 司 禁断のパンダ

禁断のパンダ

禁断のパンダ

話の流れ自体は途中から分かってしまうのですが、料理の描写がとてもいい。実際には味覚音痴(というか非グルメ)なのであまり繊細な味は分からないのですが、なんとなく分かったような気分になれるのがとてもいい。
とちゅうで、フランス料理人なのにその程度のフランス語が読めないのかな、とか引っかかる部分は有るのですが、料理の描写を読むだけでも面白いかも。エンタテインメント小説としては十分だと思います。