パンドラ

パンドラVol.1 SIDEーA

パンドラVol.1 SIDEーA

パンドラVol.1 SIDEーB

パンドラVol.1 SIDEーB

講談社の思うままに動かされているようで残念ですが、ファウストもパンドラも全部買っています。パンドラは最近時間があったので少しずつ読んでいました。まずはSide-A。「傷物語」だけで購入した価値はあったかなと思うのですが、こんなに早く講談社BOXで発売されると知っていたら買わなかったかも、とか少し思ったり。これがアニメ化されるみたいです。最近全くといっていいほどアニメを見ていないのですが(蟲師以来か)、この「物語」シリーズなら見てみたいと思うかも。でも、意外とアニメになってしまったらあまり面白くないかもしれません。どれだけリズムよく言葉のやり取りができるか、と言うところと、物語自体に重点を置くか、丁々発止のやり取りに重点を置くかで(個人的な)評価が決まります。こよみヴァンプも良い会話のリズムで楽しめました。
あとは、世代があわなくなってしまったのかただ単に年をとって感受性が鈍くなってしまっただけなのか、それほど面白いと思える作品はありませんでした。女子高にテストケースとして入学する少年の漫画はどこかで見たことがあるような話しだし、残念。
つづいてSide-B。「真庭語」は面白いのは面白いのですが、西尾維新の期待値からすればいまひとつ。「エレGY」はどうなるのかな、と思いながら読んでいました。これは面白かった。実話だったとしてもそれを明かす必要は無い。北山猛邦の『ピストル・テニス』も良かった。ばかばかしい設定を大真面目に書くあたりがとても良い。あと、AB共通してあったのが、ゆずはらとしゆき『オタク・サブカル人間臨終図巻』ですが、淡々と書いてあるものの、なかなか興味深く読めました。座談会などは特にいらないかな、と思います。そんなの内輪でしたらいいのでは、と思う。
と、書いていたらいつの間にかVol.2が出ているみたいです。買いに行かないと。