竹内薫 闘う物理学者! 天才たちの華麗なる喧嘩

闘う物理学者! 天才たちの華麗なる喧嘩

闘う物理学者! 天才たちの華麗なる喧嘩

あとから見るとこっけいに見えても当事者たちは一生懸命であることを、茶化すように見てしまっていいのだろうかと、ほんの少し思いました。下世話と言うかなんというか、他人の諍いは面白く見てしまうものです。ここで紹介されている人はみんな突出した才能の持ち主なのにそんなところで自分や他人を評価するのか、とかそんなところが気になるのか、と面白く読めます。値段に値するか、と言うとちょっと微妙で、文庫化されたら読むのもいいかもしれません。特に流行に関係ない、かつての英雄たちの喧嘩なので、いつ読んでも構わないと思います。あ、かつてのは「英雄」にかかるのではなくてかつての「英雄たちの喧嘩」です。