- 作者: 上橋菜穂子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/07/29
- メディア: 文庫
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それはさておき、王は国から出られないのでその代理として他国の王を祝いに行ったチャグムですが、当初のわがままぶりはどこへやら、です。もちろん純粋さを反映した形でのわがままさは見られるのですが、親と同じような王ではなく、自分なりの姿を探しているあたりがすばらしい。
あと、いろんな国の立地条件とか、その条件ゆえに発達した文化などを書いて有るあたりが好きです。シュガとか、本当にいい子ですね。心がすさんでいるので、いつ裏切るのかとか、いつ黒チャグムになるのかとか思いながら読んでしまいます。ううう、自分の汚さを痛感します。
次回は来年の夏だそうですが、このペースで刊行するといったいいつ完結するのか。ってまあ冷静に考えると6年後の夏なのですが。もっと早く読みたいです。