海原零 薔薇色にチェリースカ 2巻

薔薇色にチェリースカ〈2〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)

なんだか変な方向にはじけてしまった感もありますが、物語が動いてきて少しずつ面白くなって(来たような気がして)います。どこがどうはじけているのかは書きませんが、うーん…。架空の国で活躍していてさらに別の世界から来たというなんとも感情移入しにくい作品ですが、主人公のチェリースカが何のために生まれてきたのかなど苦悩するところは良い。ただ、その現象はところどころ説明があるにしても、こうなってくると向こうではそうなのだから仕方がないと割り切れるのかちょっと疑問です。もちろんこのあとにいろいろとそれらを理解するための説明と言うか、想像する種のようなものは蒔かれるかもしれませんが、そこまでこのシリーズが続くかどうかが少々不安。今回のはじけ方で人気が出るかどうか、ですがそこはかとなく終わってしまいそうな雰囲気があります。もう少し続きを読んでも良いかなと思ったのですが他の人はどう感じているのでしょうか。