西尾維新 刀語 第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ)

刀語 第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ) (講談社BOX)

刀語 第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ) (講談社BOX)

毎月の楽しみになっているシリーズですが、一番近い本屋さんではなかなか発売されない(1週遅れぐらい)のですこし遠めの本屋さんで購入しています。これを購入して気がついたのですが、まだperfect worldの5巻を読んでいません。購入はしているので近いうちに読めたら読む予定。
二人のやり取りも安定しているけれど、逆に言えばマンネリ化してきているような部分もあります。そのあたりも逆手に取るのが西尾維新なので、多少同じような展開が続いたとしても続きを楽しみにできます。
前回の引きはいったい何だったのだろうと思うくらいあっさりと告白はスルーされてしまいました。だんだん彼らにとって何が大事で何がたいしたことがないのかわからなくなってきています。まにわにも勢揃いしたと思ったらどんどん減っていますが、新しい敵も登場しているのでこれぐらいのペースでもいいのかもしれません。今回狂犬を倒した技は普通はどこで使うのだろう、と思いました。話が現実味を帯びているわけではないので真庭忍軍も誰か一人が操作していたとか、刀はすべてが集まってひとつの刀なのだとかいわれても驚きません。それでも意外な展開で驚きたいし、楽しみたい。こんな期待にこたえてくれると思ってしまう西尾維新の小説は本当に面白いと思います。来月にも期待。