清涼院流水 パーフェクトワールド What a perfect world ! Book.4 Four Winds(四方八方)

今月はシゴスピークという言葉が登場しました。英語が自然と口から出てくるように習慣付ける方法です。原稿は毎月ぎりぎりのようなことを書いていましたが、英語を学ぶシステム自体はすでに考えているのでしょう。これまでの学習ステップに特に違和感は無くて、まじめにこの通りしていたら英語が話せるようになるのではないかと本気で思います。本を読んだときにちょろっとしているだけでは難しそうですけど。
物語も少しずつ進んできて、登場人物もかなり増えてきました。ちょっと収拾がつかなくなる予感、と言うか、思わせぶりに出てきてもたいして活躍しない人も出てくるのではないかと思ってしまう展開です。
いろんなキャラクタが登場しますが、一番いいキャラクタは英数の母親ではないでしょうか。なかなか子供の意見を素直に受け入れることって難しいのではないかと思います。子供も大きくなると親の知らない知識も当然身につけているし、親がまだ子供だと思っている相手から学ぼうとできる姿勢がとても良い。本当に天然で乗せられやすい性格をしているのか、それくらいお見通しなのよ、と思いつつ乗せられているふりをしているのか。これまでの話だと前者のようですし、そちらの方がこの物語上では好ましいと思います。12月には英語が流暢に話せるようになっているのでしょうか。楽しみ。