日日日 狂乱家族日記 7巻

狂乱家族日記 七さつめ (ファミ通文庫 あ 8-1-7)

狂乱家族日記 七さつめ (ファミ通文庫 あ 8-1-7)

 日日日の作品も当初はずっと追いかけていたのですが今継続して読んでいるのはこのシリーズぐらいでしょうか。今回はこれまで良い場面で登場しているもののあまりスポットが当たっていなかったくらげのお嬢様がメインです。スケールが大きいのか大雑把なのかよくわからない作品ですが、千年間も相手のことを思っていた「恋」がテーマです。ついに最強の存在も現れてしまいました。キャラクタがかなりたくさん登場しているので、スポットが当たっていない回の他の家族は今ひとつ地味ですが、これまでの作品で少しずつ内面を掘り下げてきているので出番は短くても想像で補強できる部分もあるかと思います。どうしても内面に触れると言うか、精神的な成熟を描くところに関しては今ひとつな部分もある日日日ですが、若者の感情を書いたり、若者が好む描写はだんだんこなれてきているのではないでしょうか。この作品もDVDを含んだ特別版のようなものが出版されているようで、人気もある程度あるみたいです。そちらは購入しませんが、本編はもう少し購入するつもり。