もやしもん 4巻

もやしもん(4) (イブニングKC)

もやしもん(4) (イブニングKC)

 冒頭は菌に関する知識を面白く表現しています。この巻で明らかになったあることに驚きました。まさかそう来るとは。というのはゴスロリの少女に関することですが、これは完全に予想外です。今後どう動いていくのか楽しみ。
 この話に登場する人たちは自分の欲望に(そんな大げさなものでもないかもしれませんが)素直に行動しますが、誰かと衝突したときにどう行動したものか、と悩むことが多い気がします。それでもわが道を行くご老人たちはともかく、素直になれなかったり、素直になろうとしたりするところに好感が持てます。沢木の「菌が見える能力」が今後生かされるのか、それとも菌に興味を持つきっかけに過ぎないのかわかりませんが、「見えること」よりも菌とコミュニケーションを取れることのほうが凄いと思うひとはいないのでしょうか。菌にいろいろ指示できるってものすごいことだと思うのですが。