冴木忍

半妖の話が出てきて、ちょうど新井祥さんの漫画を読んだあとなのでいろいろと考えてしまいました。同じにしてはいけないのでしょうが、ごく少数派として世の中にいるといろいろと生きづらいだろうな、と思います。かといってすべてが同じな社会も気持ち悪い気もします。例えばマイノリティに生まれたとして、それを仕方が無いと簡単に受け入れることができるのか、と自問自答しても答えを出すことができません。それは現実にマイノリティではない(性質としてはあるとしても)ので、リアルにその辛さを想像できている自信が無いからかもしれません。だからこそ小説や映画などでその想像力不足を補おうとしているとは言いませんが。
いつかすべてが平等に扱われる日が来るのかもしれない。こないのかもしれない。平等に扱う必要も無いのかもしれない。ただ、マイノリティが迫害される社会になることは避けたいし、そのためにも妙な先入観を持たないようにしたい、と考えています。