- 作者: ヤマグチノボル,兎塚エイジ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2006/02/24
- メディア: 文庫
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一巻の感想はここ、2、3巻の感想はここ、4巻の感想はここで、5、6巻の感想はここです。
今回はタバサやキュルケの出番が無くて残念。名誉を重んじるルイズたち貴族ですが、どうも名誉を「戦果を挙げること」とみなしている感が強い。戦時中なので仕方が無いのかもしれませんが、なんとなく偏った価値観を感じます。才人は平和な国からやってきたこともあって、命を最重要視します。どちらかというとこちらに親近感を感じます。命あってこそ、できることがあると思います。
ルイズと才人のすれ違いは、どちらも素直ではないからですが、ルイズにあの格好をさせるような展開に持っていったのは単純にすごい、と思いました。それほど不自然な流れではなかったし、きっとファンは大喜びでしょう。それはともかく、ラグナロクのようにもともと人工物として作られたのではなく、デルフリンガーはもともと人間で、何らかの理由で件に封印されているのかな、と考えていましたが、今回その印象がさらに強くなりました。もしかしたら体がどこかに保存されていて、人としてよみがえるかも、と思います。でないと、人の気持ちがわかりすぎるようなので。終盤は盛り上がりが合ってよかったです。これまで好戦的な人種として描かれてきた種族が登場しますが、今後どのようになるでしょうか。