[日記]

 先週の蟲師は雪の場面が美しく、1話、2話と違って背景の繰り返しかな、と思う部分もなかったです。今は雪だけCGで作ったりするのかな?先週は目で、今週は耳でした。蟲と言うのが必ず人にとりつくものだったのかどうなのか忘れてしまいました。忘れてしまいましたが、逆に楽しみに出来そうです。子供も可愛らしいし、良作です。ただ、もう少し早い時間に放送してほしい。ビデオ繋いでないのです。

 女人禁制の山に無理やり登った人がいたようです。イダヒロユキさんと言う方が主体になっている団体の様です。彼らはその山を管理する村人に質問書を提出しました。その内容があまりにも唾棄すべき内容で、書く気にもならないのですが、その質問書に対して日々徒然というブログで秀逸なコメントをされていますのでよろしければ見てほしいと思います。
 その団体の方がどう思って登山を決行したのかどうかはわかりませんが、他の皆さんと同様、男女平等を履き違えているように感じました。もちろん女性だと言うだけで不遇な扱いを受けている人はいるでしょうし、それに対して様々な活動をしてきたからこそ今の社会がある一面も否めません。が、もともと彼女たちは女性も活躍できる場(機会)を設けなけばいけないと言う思いで活動してきたのではないかと思うのです。一方、今回の団体の方たちは「何かタブーを破ってやれ」と言う考えが先にあったとしか思えません。同じだと思って行動しているかもしれませんが、内容は全く異なります。
 強行された方たちのプロフィルがわかりませんので、本当に性同一性障害の方で、真剣に修行を考えていたのか、イダ氏にそそのかれた、ただの考え無しの方なのかはわかりません。しかし、同じ団体として行動した以上(イダ氏は登山された方の行動に関与しない旨のコメントをされたようですが)、イダ氏の理念に共感して行動したものとみなされるのは仕方がないと思います。聖地には男性が入れない場所や女性が入れない場所どちらもありますが、少しだけ、ほんの少しだけ視点を変えて、逆であった場合どう思うのか、周りからどう思われるのか想像すれば自らの行動がどのように見られるのか、その行動で男女平等が認められるのか判ったのではないかと思います。
 声が大きい方が目立ってしまうのはわかりますが、この問題について大きな声を上げている方たちは、男女平等といいつつもその提唱者自身が別のもの、もしくは別の性を差別しているのではないかと感じてしまいます。良くある、運動するために運動している人になってはいないでしょうか。彼ら自身が、性差別に苦しむ方の肩身を狭くしていることがとても残念です。