暴れん坊本屋さん 久世番子

暴れん坊本屋さん (1) (ウンポコ・エッセイ・コミックス)

暴れん坊本屋さん (1) (ウンポコ・エッセイ・コミックス)





 書店員でもある著者が本屋さんの内情を赤裸々に描いた作品。いきなり先日の日記に書いたPOPについての内容でした。著者が自分のPOPを書くことは自作自演(この言葉はいつから一般的になったのでしょうか)ではなくて自己推薦文と言うのではないでしょうか。まあ、それはともかく、本を読んで書いていらっしゃるところも(当たり前ですが)ある事が判って良かったです。
 このほかにもブックカバのつけ方やシュリンク(立ち読み防止のフィルム)のつけ方(良く行く本屋さんはドライヤで一つ一つしていました)が書かれていて、本屋さんが好きな方には楽しめる内容だと思います。このほかにも困ったお客さん(わけのわからないタイトルを言う人とか、トイレで変なことをする人)の話や陳列棚の話など、とても楽しく読むことが出来ました。しかし、万引きとか、窃盗なのだからもっと厳しく取り締まってもいいと思います。本屋さんにとっては生活がかかっているのですから値段の高い安いではなく許してはいけないことではないでしょうか。特に、お金を稼ぐことの意味がわかっていない子供でなく(子供でもいけないことはいけません)、いい年をした大人が万引きをするなんて、ね。
 番子さんは自画像をおばけのQ太郎みたいに描いていらっしゃいますが、歯が出ていることからかもしれませんが柴田理恵さんをイメージして読んでいました。続巻もあるみたいですが、ネタはまだまだあるのかな?番子さんの少年愛(うわぁ)作品を買うつもりは全くありませんが、この続きは楽しみにしています。