［読了］久美沙織 エマ

小説 エマ (1) (ファミ通文庫)

新人賞の総評などでかなり手厳しいことをおっしゃっていた記憶がある、久美沙織さん。しかし、この作品を読んだ後ではその台詞（忠告）にも説得力を感じます。原作を読んでいるのでストーリィ展開などはわかっているのですが、登場人物の内面、時代を感じさせる描写など素晴らしい。ジュブナイルを手がけていらっしゃるので、あまり他の作品を読んだことは無いのですが、一度読んで見たいと思いました。「丘の上のミッキー」がイラストレータを替えて再販されていたと思いますが、かなりの冊数だったと思いますのでそちらは断念。ソーントーンワールド（？）を読んだことがありますが、あまり内容は覚えていません。記憶力の悪さに愕然としますが、面白かったことは覚えています。最初の10ページほど読めば思い出すはずですけど・・・。とにかく、この作品はお勧めですね。原作を読んだことがない人でも楽しめると思います。コミックやアニメのノベライズは苦手なのですが、それにもかかわらず楽しめました。早く続編が出ないでしょうか？待ち遠しいですね。